HOME

須賀川市の万葉歌碑
翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 60基
巻14−巻20
・場所:福島県須賀川市愛宕山 Yahoo地図

万葉集 巻14−3474
詠み人知らず
・万葉植物:
 植ゑの 本さへ響み 出でて去なば いづし向きてか 妹が嘆かむ
 うゑだけの もとさへとよみ いでていなば いづしむきてか いもがなげかむ
 歌意:竹林の根元まで響くように大騒ぎして私が旅立った後で妻はさぞ嘆き悲しむだろう
どこを向いて妻は嘆くことだろう
 翠ヶ丘公園 


万葉集 巻14−3508
詠み人知らず
・万葉植物:ねっこ草:おきなぐさ
 芝付の 御宇良崎なる ねつこ草 相見ずあらば 我れ恋ひめやも
 しばつきの みうらさきなる ねつこぐさ あひみずあらば あれこひめやも
 歌意:三浦半島の岬に生えているねっこ草一夜あの少女と会わなかったら私はこんなに恋焦がれることはなかったろうに
翠ヶ丘公園 2013.12.6



 
万葉集 巻19−4139
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
    父:大伴旅人(おおとものたびと)
・万葉植物:
 春の園   紅にほふ    の花   下照る道に   出で立つ娘子
 はるのその くれなゐにほふ もものはな したでるみちに いでたつをとめ
 歌意:春の園に、紅が一面に漂っているように咲く桃の花の下に娘が立っている。
翠ヶ丘公園 2013.12.6

 


万葉集 巻19−4140 
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
    父:大伴旅人(おおとものたびと)
・万葉植物:すもも:
 我が園の  の花か   庭に散るは  だれのいまだ 残りてあるかも
 わがそのの もものはなか にはにちるは だれのいまだ のこりたるかも
 歌意:わが庭園のすももの花であろうか。それとも庭に降った薄雪がまだ木に残っているのであろうか。
翠ヶ丘公園  


万葉集 巻19−4143 
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
    父:大伴旅人(おおとものたびと)
・万葉植物:堅香子:かたかご:片栗:かたくり
 もののふの 八十娘子らが  汲み乱ふ  寺井の上の   堅香子の花
 もののふの やそをとめらが くみまがふ てらゐのうへの かたかごのはな
 歌意:たくさんの少女たちが入り乱れて水を汲んでいる寺井のほとりに群がり咲いているかたかごの花
翠ヶ丘公園 

 

万葉集 巻19−4226 
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
    父:大伴旅人(おおとものたびと)
・万葉植物:山橘:やぶこうじ
 この雪の  消残る時に   いざ行かな 山橘の     実の照るも見む
 このゆきの けのこるときに いざゆかな やまたちばなの みのてるもみむ
 歌意:この雪が消えてしまわないうちに、さあ出かけよう。やぶこうじの実が雪に照り輝くさまも見よう
翠ヶ丘公園 


万葉集 巻20−4369 
大舎人部 千文(おおとねりべの ちふみ)
・説明:?−?年 奈良時代の防人(さきもり) 茨城県の人
・万葉植物:小百合
 筑波嶺の  さ百合の花の  夜床にも  愛しけ妹ぞ   昼も愛しけ
 つくはねの さゆるのはなの ゆとこにも かなしけいもぞ ひるもかなしけ
 歌意:筑波山の嶺に咲く小百合の花のように、愛しい妻は夜の床にも、昼にも愛しい
翠ヶ丘公園 2013.12.6


 

 
万葉集 巻20−4448 
橘 諸兄(たちばなの もろえ)
・説明:684−757年 奈良時代の公卿
・万葉植物:あじさい
 あぢさゐの 八重咲くごとく 八つ代にを いませ我が背子 見つつ偲はむ
 あぢさゐの やへさくごとく やつよにを いませわがせこ みつつしのはむ
 歌意:紫陽花の花が八重に咲くように八代も何代も健勝でいらしてくださいそして花を眺めては貴方を思い出しましょう
翠ヶ丘公園 2013.12.6

 

 
万葉集 巻20−4493 
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718−785年 奈良時代の貴族・歌人  父 : 大伴旅人(おおとものたびと)

・万葉植物:たままばき: 玉箒:こうやぼうき
 初春の  初子の今日の 玉箒    手に取るからに  揺らく玉の緒
 はつはるの はつねのけふの たまばはき てにとるからに ゆらくたまのを
 歌意:新年が始まって最初の子の日である今日の玉箒は、手取るだけで玉の緒が揺れて清清しい音がする。
翠ヶ丘公園 2013.12.6



万葉集 巻1〜2へ