須賀川市の万葉歌碑
|
翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 60基
|
| ・場所:福島県須賀川市愛宕山 Yahoo地図 |
万葉集 巻11〜巻13
|
万葉集 巻11−2469
|
柿本 人麻呂(かきのもとの ひとまろ)
|
・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される
|
・植物名:ちさ:えごの木
|
山ぢさの 白露重み うらぶれて 心も深く 我が恋やまず
|
やまぢさの しらつゆしげみ うらぶるる こころもふかく わがこひやまず
|
歌意:山ぢさが露に濡れて重たく垂れ下がっているように、しょんぼりとうなだれてひたすら恋続けている私です
|
| 翠ヶ丘公園 |
|
万葉集 巻11−2474
|
| 詠み人知らず |
・植物名:やますげ:山菅
|
山菅の 乱れ恋のみ せしめつつ 逢はぬ妹かも 年は経につつ
|
やますげの みだれこひのみ せしめつつ あはぬいもかも としはへにつつ
|
歌意:恋心を乱れさせるばかりで、会ってくれないあの娘 年は過ぎて行くばかり
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻11−2479
|
詠み人知らず
|
・植物名:さねかずら:さなかずら:実葛:真葛:美男葛
|
さね葛 後も逢はむと 夢のみに うけひわたりて 年は経につつ
|
さねかづら のちもあはむと いめのみに うけひわたりて としはへにつつ
|
歌意:さね葛の根が絡み合うように後にも逢おうと夢の中で誓っているうちに年月が過ぎてしまった
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻11−2480
|
| 詠み人知らず |
・植物名:いちし:ひがんばな:彼岸花:曼珠沙華
|
道の辺の いちしの花の いちしろく 人皆知りぬ 我が恋妻は
|
みちのへの いちしのはなの いちしろく ひとみなしりぬ あがこひづまは
|
歌意:道の傍らに咲くいちしの花のように人がみんな気付いてしまた私の恋する妻の貴女を
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻11−2550
|
詠み人知らず
|
・植物名:
|
立ちて思ひ 居てもぞ思ふ 紅の 赤裳裾引き いにし姿を
|
たちておもい いてもぞおもふ くれないの あかもすそひき いにしすがたを
|
歌意:立っては思い座っても思う。紅の赤い裳の裾を引いて去っていった姿を
|
| 翠ヶ丘公園 |
|
万葉集 巻11−2564
|
詠み人知らず
|
・植物名:ぬばたま:ヒオウギ
|
ぬばたまの 妹が黒髪 今夜もか 我がなき床に 靡けて寝らむ
|
ぬばたまの いもがくろかみ こよひもか あがなきとこに なびけてぬらむ
|
歌意:今夜も妻はその美しい黒髪を私がいない床に靡かせながら寝ているのだなあ
靡けて:なびけて
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻11−2759
|
詠み人知らず
|
・植物名:穂蓼:蓼:たで
|
我がやどの 穂蓼古幹 摘み生し 実になるまでに 君をし待たむ
|
わがやどの ほたでふるから つみおほし みになるまでに きみをしまたむ
|
歌意:我が家の庭の、摘み取った穂蓼の古株から出たわき芽を育てて、それが実を結ぶようになるまでに、私はずっとあなたをお待ちしています
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻12−3060
|
| 詠み人知らず |
・万葉植物:忘れ草:やぶかんぞう
|
忘れ草 我が紐に付く 時となく 思ひわたれば 生けりともなし
|
わすれくさ わがひもにつく ときとなく おもひわたれば いけりともなし
|
歌意:忘れ草を私の紐に結び付けよういつもあの人を思っていると苦しくて生きている気がしないので
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
万葉集 巻12−3069
|
詠み人知らず
|
・万葉植物:葛:くず
|
赤駒の い行きはばかる 真葛原 何の伝て言 直にしよけむ
|
あかごまの いゆきはばかる まくずはら なにのつてこと ただにしよけむ
|
歌意:赤駒が歩きにくい葛原を行くようにどうして人に頼んで伝えるでしょう直接あなたが来てくれたらよいのに
|
翠ヶ丘公園 2013.12.6

|
|
| 万葉集 巻14〜20へ |