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宮城県の句碑・歌碑
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園
・場所:宮城県松島町福浦島  Yahoo!地図
 松島海岸の東に浮かぶ島、252mの福浦橋で陸と結ばれています。
 県立自然植物園の指定を受けており松林の中にツバキ・カエデ・竹など250種に及ぶ草木が自生
 島内ではゆるやかな道を歩きながら弁天堂や見晴台、天神崎などの見どころを30分ほどで廻ることができ、場所によりさまざまに変化する風景は見る者を飽きさせません。
福浦島(別名:出会い橋) 2014.4.20



万葉集 巻2−111
弓削 皇子(ゆげの みこ)
・説明:年不明  父:天武天皇 母:大江皇女
・万葉植物:ユズリハ 万葉名:ゆづるは
 古に    恋ふる鳥かも  弓絃葉の  御井の上より  鳴き渡り行く
 いにしへに こふるとりかも ゆづるはの みいのうへより なきわたりゆく
 歌意:その昔の世に焦がれる鳥か、この弓絃葉の御井清水のあたりを鳴いて渡って行く
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20




万葉集 巻2−141
有馬 皇子(ありまの みこ)
・説明:640−658年 孝徳天皇の皇子。
    後世には「有馬」と表記される例が多い
・万葉植物:アカマツ 万葉名:まつ
 磐代の   浜松が枝を   引き結び  真幸くあらば  また還り見む
 いはしろの はままつがえを ひきむすび まさきくあらば またかへりみむ
 歌意:磐代の浜にある松の枝を結んだ。運よく無事であったなら、また帰りにこの枝を見よう。
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


 

 

万葉集 巻3−289
間人 大浦(はしひとの おおうら)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人
・万葉植物:マユミ 万葉名:まゆみ
 天の原   ふりさけ見れば 白眞弓   張りて懸けたり 夜路は吉けむ
 あまのはら ふりさけみれば しらまゆみ はりてかけたり よみちはよけむ
 歌意:大空を振り仰いで見ると 白木の弓に 弦を張ったような半月がかかっている。
    きっと夜道は良いだろう

福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20
 


 

 万葉集 巻3−379
大伴 坂上 郎女(おおともの さかうえの いらつめ) 
・説明:?−?年 奈良時代の女性歌人。大伴安麻呂の子 母は石川郎女 
・万葉植物:ヒサカキ 万葉名:さかき
 ひさかたの 天の原より    生まれ来たる 神の命
 ひさかたの てんのはらより あれきる   かみのみこと
 奥山の   賢木の枝にしらがつけ  木綿とりつて 
 おくやまの さかきえだにしらかつけ ゆふとりつけて
 歌意:
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20


2014.4.20


 

万葉集 巻3−387 
若宮 年魚麻呂(わかみやの あゆまろ) 
・説明:不明年 奈良時代の歌人 
・万葉植物:ヤマボウシ 万葉名:つみ
 古に    梁打つ人の   無かりせば 此処もあらまし  柘の枝はも
 いにしへに やなうつひとの なかりせば ここにもあらまし つみのえだはも
 歌意:昔に梁を仕掛けた人さえいなかったならばここにも柘の枝があるだろう
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


 

 

万葉集 巻3−422
丹生 王(にふの おほきみ) /丹生女王
・説明:年不明 奈良時代の歌人  
・万葉植物:スギ 万葉名:すぎ
 石上    布留の山なる  杉群の   思ひ過ぐべき  君にあらなくに
 いそのかみ ふるのやまなる すぎむらの おもひすぐべき きみにあらなくに
 歌意:石上の布留の山の杉群ではないが、忘れて過ぎてしまうようなあなたではないのに
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20



 

万葉集 巻3−446
大伴 旅人(おおともの たびと)
・説明:665−731年 奈良時代初期の貴族、歌人  大伴家持の父 
・万葉植物:ネズミサシ 万葉名:むろのき
 吾妹子が  見し鞆の浦の   室の木は  常世にあれど  見し人そなき
 わぎもこが みしとものうらの むろのきは とこよにあれど みしひとそなき
 歌意:妻が見たことのある鞆の浦(とものうら)のむろの木は、今も変わらずにあるが、その妻はもういない
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20




万葉集 巻6−942
山部 赤人(やまべの あかひと)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人 三十六歌仙の一人 
・万葉植物:ウワミズザクラ 万葉名:かには(桜皮)
味さはふ  妹が目離れて  敷栲の枕もまかず     櫻皮まき 作れる舟に
あじさはふ いもがめかれて しきたへのまくらもまかず かにはま つくれるふねに
 歌意:妻と別れてその手枕もせずに、桜皮を巻いて作った舟に
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20



 

万葉集 巻9−1745
詠み人知らず
・万葉植物:クリ 万葉名:くり
 三栗の   那賀に向へる  曝井の   絶えず通はむ  そこに妻もが
 みつぐりの なかにむかへる さらしいの たえずかよはむ そこにつまもが 
 歌意:那賀に向き合っている曝井の水のように絶えず通うと思う、そこに妻がいればよいのだが
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20




万葉集 巻11−2353
柿本 人麻呂(かきもとの ひとまろ)
・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される
・万葉植物:ケヤキ 万葉名:つき
  長谷の  齋槻が下に   わが隠せる妻も   あかねさし
  はっせの ゆつきがしたに わがかくせるつまも あかねさし
   照れる月夜に  人見てむかも
   てれるつくよに ひともてむかも
 歌意:長谷のこんもりと茂る槻の木の下に、ひっそりと隠してある私の妻
    あかあかと照る月夜には、他人が見つけてしまうのではないか

福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20




万葉集 巻14−3424 
詠み人知らず
・万葉植物:コナラ 万葉名:こなら、木楢
 下毛野   美可母の山の  小楢のすまし麗し  児らは 誰が笥か持たむ
 しもつけの みかものやまの こならのすまぐわし こらは たがけかもたむ
 歌意:下野の美鴨の山に茂っている小楢のように、美しくて可愛いあの娘は、誰の妻になって、食事の世話をするのだろう
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


 

 

万葉集 巻16−3872
詠み人知らず
・万葉植物:エノキ 万葉名:
 わが門の  榎の実もり喫む 百千鳥   千鳥は来れど  君ぞ来まさぬ
 わがかどの のみもりはむ ももちどり ちどりはくれど きみぞきまさぬ 
 歌意:わが家の門にある榎木の実を啄みに百千鳥が毎日やって来る。それなのに貴方はおいでにならない
 百千鳥:ももちどり:多くの鳥、いろいろの鳥、千鳥の別名、鶯の別名

 歌意:私のところには沢山の男が言い寄ってきますが、私が思っている肝心のあなたは来てくださらないのですね
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20




万葉集 巻19−4169
大伴 家持(おおともの やかもち)
・説明:718(17)−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
    父:大伴旅人(おおとものたびと)
 
・万葉植物:カヤ 万葉名:かへ(栢) 松柏(しょうはく)
原文
 
霍公鳥 来鳴く五月に 咲きにほふ 花橘の かぐはしき 親の御言 朝夕に 聞かぬ日まねく 天離る 鄙にし居れば あしひきの 山のたをりに 立つ雲を よそのみ見つつ 嘆くそら 安けなくに 思ふそら 苦しきものを 奈呉の海人の 潜き取るといふ 白玉の 見が欲し御面 直向ひ 見む時までは 松柏(しょうはく)の 栄えいまさね 貴き我が君
 
 霍公鳥   来鳴く五月に(中略)見が欲し御面   直向ひ   見む時までは
 ほととぎす きなくさつきに  みがほしみおもわ ただむかひ みむときまでは
 歌意:ホトトギスが来て鳴く5月に(中略)みたいと思うあなたのお顔をじかに向かって見るときまでは・・・
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


2014.4.20

 
2014.4.20




万葉集 巻20−4448
橘 諸兄(たちばなの もろえ)
・説明:684−757年 奈良時代の政治家
・万葉植物:アジサイ、紫陽花 万葉名:あぢさい 安治佐為
 紫陽花の  八重咲く如く   彌つ代にを いませがわが背子 見つつ偲はむ
 あじさいの やえさくごとく  やつよにを いませわせこ   みつつおもわむ
 歌意:あじさいが八重に咲くように、いついつまでも 健やかでいてください。この花を見るたびにあなたを思い出しましょう
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20