万葉集 巻18−4116
|
大伴 家持(おおともの やかもち)
|
・説明:718(17)−785年 奈良時代の貴族・歌人 三十六歌仙の一人
父:大伴旅人(おおとものたびと) |
大君の 任きのまにまに 取り持ちて 仕ふる国の 年のうちの
おほきみの まきのまにまに とりもちて つかふるくにの としのうちの |
事かたね持ち 玉桙の 道に出で立ち 岩根踏み 山越え野行き ことかたねもち たまほこの みちにいでたち いはねふみ やまこえのゆき |
都辺に 参ゐしわが背を あらたまの 年行きがへり 月重ね みやこへに まゐしわがせを あらたまの としゆきがへり つきかさね |
見ぬ日さまねみ 恋ふるそら 安くしあらねば ほととぎす 来鳴く五月の みぬひさまねみ こふるそら やすくしあらねば ほととぎす きなくさつきの |
あやめ草 蓬かづらき 酒みづき 遊び和ぐれど 射水河
あやめぐさ よもぎかづらき さかみづき あそびなぐれど いみづかは |
雪消溢りて 行く水の いや増しにのみ 鶴が鳴く 奈呉江の菅の
ゆきげはふりて ゆくみづの いやましにのみ たづがなく なごえのすげの |
ねもころに 思ひ結ぼれ 嘆きつつ 我が待つ君が 事終はり
ねもころに おもひむすぼれ なげきつつ あがまつきみが ことをはり |
帰り罷りて 夏の野の さ百合の花の 花笑みに にふぶに笑みて
かへりまかりて なつののの さゆりのはなの はなえみに にふぶえみて
|
逢はしたる 今日を始めて 鏡なす かくし常見む 面変はりせず
あはしたる けふをはじめて かがみなす かくしつねみむ つらかわりせず
|
| 歌意: |
郡山万葉植物園 2014.5.12

|