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万葉集 巻6−907〜1067

万葉集 巻6−942
山部 赤人(やまべの あかひと)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人 三十六歌仙の一人
・万葉植物:かには(桜皮)/和名ウワミズザクラ(上溝桜)
 味さはふ  妹が目離れて  敷栲の枕もまかず     櫻皮まき 作れる舟に
 あじさはふ いもがめかれて しきたへのまくらもまかず かにはま つくれるふねに
 歌意:妻と別れてその手枕もせずに、桜皮を巻いて作った舟に
福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20


 


万葉集 巻6−1042
市原 王(いちはらの おおきみ) 
・説明:生没年 未詳 奈良時代の貴族歌人 主に仏教関係事業の官職を歴任し、正五位下に至った
・万葉植物:まつ()(待)(麻都)/和名:マツ科の総称
・説明:マツ科マツ属の常緑高木の総称。明るく乾燥した地に生え、樹皮はひび割れするものが多い。葉は針状で、アカマツ・クロマツなどは2本、ゴヨウマツ・ハイマツなどは5本が束になって出る
 春、球状の雌花と雄花とがつき、黄色い花粉が風に飛ぶ。果実は松笠
 万葉集に詠まれた「まつ」は77首

 一つ   幾代か経ぬる  吹く風の  音の清きは   年深みかも
 ひとつまつ いくよかへぬる ふくかぜの おとのきよきは としふかみかも
 歌意:幾代か経ている松に風の音が清らかなのは何年も経っているからだろう。
昭和万葉の森 2013.4.1




万葉集 6−1048
田辺 福麻呂(たなべの ふくまろ)
・説明:?−?年 奈良時代の官人。大伴家持と親接な同族
・万葉植物:しば(志婆)(之婆)(芝)/和名:チカラシバ(力芝)
・説明:イネ科の多年草です。8月〜11月にかけて道端に見ることができます。丈夫なので抜きにくいため、「チカラシバ」ともいわれます。
 万葉集に詠まれた「しば」は2首
 たち変り  古き都と    なりぬれば 道の草    長く生ひにけり
 たちかはり ふるきみやこと なりぬれば みちのしばくさ ながくおひにけり
 歌意:都が移っていってしまったので道端の芝草が生い茂ってしまった。
 郡山万葉植物園 2014.5.12