万葉集 巻1−「1」〜「84」
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万葉集 巻1−1
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雄略 天皇(ゆうりゃく てんのう)
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・説明:?−?年 5世紀後半の天皇 別名:大泊瀬幼武命(おおはつせわかたけのみこと)
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・万葉植物:春菜(はるな)もしくは若菜(わかな):春に目を出す菜の類を言う
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籠もよ み籠持ち 掘串もよ み掘串持ち この岡に 菜摘ます児
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こもよ みこもち ふくしもよ みぶくしもち このおかに なつますこ
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家告らせ 名告らさね そらみつ 大和の国は おしなべて
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いえのらせ なのらさね そらみつ やまとのくには おしなべて
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吾こそ居れ しきなべて 吾こそせ 吾をこそは 告らめ家をも名をも
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あれこそをれ しきなべて あれこそせ あれをこそは つらめいえをもなおも
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歌意:良い籠と掘串を持って、この丘で菜を摘んでる娘さん。家はどこですか名前は、
大和の國は、私が支配しているのだが、この私の方から打ち明けよう。家も名をも
雄略天皇が春菜を摘む乙女をくどく歌
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昭和万葉の森 2013.4.1

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万葉集 巻1−20
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額田 王(ぬかたの おおきみ)
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・説明:生没年未詳 日本の皇族。斉明朝から持統朝に活躍した万葉歌人
鏡王(かがみのおおきみ)の娘で大海人皇子(天武天皇)に嫁ぐ
額田女王、額田姫王又は額田部姫王とも記される。
額田王が絶世の美人であったというのは小説などでは通説となっている。
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・万葉植物:むらさき:(紫草)(紫)(牟良佐伎)/和名:ムラサキ(紫)
・万葉植物:あかね:(茜)(茜草)(安可禰)/和名:アカネ
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あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
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あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる
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歌意:茜色の光さす紫の野で、あなたは袖を振ってらして、野の番人が見るかもしれませんよ。
茜さす:枕詞 赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
茜という植物そのものを詠んだ歌てはなく情景を詠んでいる。
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昭和万葉の森 2013.4.1

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翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 2013.12.6

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郡山万葉植物園 2014.5.12

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| 万葉集 巻1−21 |
| 大海人 皇子(おおあまのみこ)/天武 天皇(てんむてんのう) |
・説明:631?−686年 飛鳥(あすか)時代 第40代天皇。在位673-686年
舒明天皇の子,母は宝皇女
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・万葉植物:むらさき:紫草、紫、牟良佐伎
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紫草の にほへる妹を 憎くあらば 人妻ゆゑに 我れ恋ひめやも
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むらさきの にほへるいもを にくあらば ひとづまゆえに われこひめやも
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歌意:紫草のように美しい君は、人妻なのにどうしてこんなに想うのか
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昭和万葉の森 2013.4.1

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翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 2013.12.6

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郡山万葉植物園 2014.5.12

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万葉集 巻1−28
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持統 天皇(じとう てんのう)
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・説明:645−702年 天武天皇の皇后 白鳳(はくほう)時代の天皇。第41代
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春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣乾したり 天の香具山
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はるすぎて なつくるらし しろたえの ころもほしたり あまのかぐやま
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歌意:春が過ぎて夏がやって来たらしい。白布の夏の着物が干してある。あの天の香具山
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昭和万葉の森 2013.4.1

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万葉集 巻1−45
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| 柿本 人麿(かきもとの ひとまろ) |
・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される
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・万葉植物:まき(真木)/和名:マキ(マキ科の総称)
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やすみしし 我が大君 高照らす 日の皇子 神ながら 神さびせすと
やすみしし わがおほきみ たかてらす ひのみこ かむながら かむさびせすと
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太敷かす 京を置きて 隠口の 泊瀬の山は 真木立つ
ふとしかす みやこをおきて こもりくの はつせのやまは まきたつ
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荒き山道を 石が根 禁樹おしなべ 坂鳥の 朝越えまして
あらきやまぢを いはがね さへきおしなべ さかどりの あさこえまして
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玉かぎる 夕去り来れば み雪降る 阿騎の大野に 旗すすき
たまかぎる ゆふさりくれば みゆきふる あきのおほのに はたすすき
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小竹を押しなべ 草枕 旅宿りせす いにしへ思ひて
しのをおしなべ くさまくら たびやどりせす いにしへおもひて
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| 歌意:あまねく統治するわが天皇、高く輝く日の御子は、神でありながら神として御振舞いになろうと、立派に君臨なさる都をあとに、初瀬の山の真木が茂り立つ険しい山道を、岩根や邪魔な木を押し伏せ、とさか鶏のごとく朝をお越えになり、玉のほのかな輝きのごとく夕方がやってくると、雪降る安騎の広大な野で、穂すすきや小竹を押し伏せて、旅寝をなさる。古き時代に思いを馳せながら。 |
郡山万葉植物園 2014.5.12

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万葉集 巻1−48
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柿本 人麻呂(かきのもとのひとまろ)
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・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される。
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東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ
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ひむがしの のにかぎろひの たつみえて かへりみすれば つきかたぶきぬ
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歌意:東の野に曙が輝くのが見えている。振り返ってみると月が西の空を渡っている
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涌谷万葉の里 2012.5.9

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万葉集 巻1−54
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坂門 人足(さかとの ひとたり)
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・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人
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・万葉植物:つばき:(椿)(海古榴)(都婆吉):和名:ヤブツバキ(藪椿)
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巨勢山の つらつら椿 つらつらに 見つつ偲はな 巨勢の春野を
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こせやまの つらつらつばき つらつらに みつつしのはな こせのはるのを
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歌意:巨勢山のたくさんの椿よ。春に咲く椿の美しさを褒め称えたいものだ
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翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 2013.12.6

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陸奥真野万葉植物園 2014.4.22

2014.4.22

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万葉集 巻1−56
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春日 老(かすがの おゆ)
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| ・説明:?−?年 奈良時代の官僚・歌人 |
・万葉植物:つばき:(椿)(海古榴)(都婆吉):和名:ヤブツバキ(藪椿)
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河上の 列列椿 つらつらに 見れども飽かず 巨勢の春野は
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かはのへの つらつらつばき つらつらに みれどもあかず こせいのはるのは
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歌意:川のほとりに数多く並んで咲いている椿を、よくよく見るけれど決して飽きない、この巨勢の春の野は
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郡山万葉植物園 2014.5.12

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万葉集 巻1−63
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| 山上 憶良(やまのうえ おくら) |
・説明:660−733?年 奈良時代の官人、歌人
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・万葉植物:まつ(松)(待)(麻都)/和名:マツ科の総称
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いざ子ども 早く日本へ 大伴の 御津の浜松 待ち恋ひぬらむ
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いざこども はやくにほんへ おおともの みつのはままつ まちこひぬらむ
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歌意:さあ早く日本へ帰ろう、御津の浜松は、我らを待つ
御津の浜松:難波津(なにわつ)現在の大阪中央区
遣隋使で中国で歌った歌
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昭和万葉の森 2010.4.30

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万葉集 巻1−64
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志貴 皇子(しきの みこ)
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・説明:668?−716年 飛鳥時代末期から奈良時代初期にかけての皇族、歌人
天智天皇の第七皇子
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| ・万葉植物:あし:(葦) |
葦辺行く 鴨の羽交ひに 霜降りて 寒き夕べは 大和し思ほゆ
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あしへゆく かものはがひに しもふりて さむきゆふべは やまとしおもほゆ
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歌意:葦の原を行く鴨の羽に霜が降って、こんな寒い夕暮れには大和のことを思います
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翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 2013.12.6

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郡山万葉植物園 2014.5.12

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