HOME
万葉植物
つぎね()/和名:ヒトリシズカ(一人静)・フタリシズカ(二人静)
フタリシズカ・説明:花穂が2つ、というが一つから五まである
・花期:5〜6月 ・場所:本州、四国、九州
ヒトリシズカ・説明:高さは10〜30cm 葉は4枚が輪生状に付き光沢があり、縁には鋸歯がある。
花期4〜5月
万葉集に詠まれた「つぎね」は1首
万葉集
巻13
−3314
詠み人知らず
つぎね
ふ 山城道を 他夫の 馬より行くに 己夫し
つぎねふ やましろぢを ひとづまの うまよりゆくに おのづまし
徒歩より行けば、見るごとに 音のみし泣かゆ そこ思ふに
かちよりゆけば みるごとに ねのみしなかゆ そこおもふに
心し痛し たらちねの 母が形見と 我が持てる まそみ鏡に
こころしいたし たらちねの ははがかたみと わがもてる まそみかがみに
蜻蛉領巾 負ひ並め持ちて 馬買へ我が背
あきづひれ おひなもめもちて うまかいへわがせ
歌意:山城の道を、よそのだんな様は馬で行くのに、私のだんな様は徒歩で行くので、見るたびに声に出して泣いてしまいます。そのことを思うと、心が痛みます。母の形見にと、私が持っている鏡に、とんぼの羽のような薄い布を一緒に背負っていって、馬を買ってくださいな、あなた
郡山万葉植物園
2014.5.12
ヒトリシズカ(一人静)
・フタリシズカ(二人静)