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万葉植物/秋の七草 7
 あさがほ・あさがお(朝顔)(朝睨)(朝呆)(安佐我保)/和名:キキョウ
・説明:今の桔梗(ききょう)
 万葉集で詠まれた「あさがお」は5首




 
昭和万葉の森 2016.07.04



万葉集 巻8−1538
山上 憶良(やまのうえの おくら)
・説明:660−733年 奈良時代の官人、歌人
 萩の花     尾花葛花    なでしこの花  をみなへし 
 また藤袴    
朝顔の花
 はぎのはな   おばなくずはな なでしこのはな をみなへし
 またふぢばかま あさがほのはな
 歌意:
 

 

万葉集 巻10−2104
詠み人知らず
 朝顔は   朝露負ひて   咲くといへど 夕影にこそ   咲きまさりけり
 あさがほは あさつゆおひて さくといへど ゆふかげにこそ さきまさりけり
 歌意:朝顔は朝露を受けて咲くと言うが夕方の光の中でこそなお一層美しさが際立つ
  あさがほ:朝顔でなくこの時代は桔梗
昭和万葉の森 2010.4.30



  
 
万葉集 巻10−2274
詠み人知らず
 臥いまろび 恋ひは死ぬとも  いちしろく 色には出でじ  朝顔の花
 こいまろび こいひはしぬとも いちしろく いろにはいでじ あさがおのはな
 歌意:ころげて恋焦がれて死のうとも、はっきりとは顔色には出しません、朝顔の花のようには
 

 
万葉集 巻10−2275
詠み人知らず
 言に出でて 言はばゆゆしみ 朝顔の   穂には咲き出ぬ 恋もするかも
 いにいでて いはばゆゆみし あさがおの ほにはさきでぬ こいもするかも
 歌意:口に出して言って悪いことが起きる野で 朝顔のように目立たない恋をしたい。
 


万葉集 巻14−3502
詠み人知らず
 我が目妻  人は放くれど  朝顔の   としさへこごと 我は離るがへ
 わがめづま ひとはさくれど あさがおの としさへこごと われはさかるがへ
 歌意:愛する妻のことを、人は引き離そうとするけれど 朝顔のように大切にして別れません