万葉集 巻1−20
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| 額田王(ぬかたのおほきみ) |
あかねさす 紫野行き 標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
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あかねさす むらさきのゆき しめのゆき のもりはみずや きみがそでふる
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歌意:茜色の光さす紫の野で、あなたは袖を振ってらして、野の番人が見るかもしれませんよ。
袖を振る:愛情を伝える動作
茜さす:枕詞:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
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昭和万葉の森 2013.4.1

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翠ヶ丘公園(みどりがおかこうえん) 2013.12.6

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郡山万葉植物園 2014.5.12

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万葉集 巻2−169
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柿本 人麻呂(かきもとの ひとまろ)
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あかねさす 日は照らせれど ぬばたまの 夜渡る月の 隠らく惜しも
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| あかねさす ひはてらせれど ぬばたまの よわたるつきの かくらくをしも |
歌意:茜色に太陽は照り輝いているが、ぬばたまの実のように黒々とした夜空を渡る月のように隠れるように亡くなった皇子が惜しまれる
茜さす:枕詞:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
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万葉集 巻2−199
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柿本 人麻呂(かきもとの ひとまろ)
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・・・・茜さす 日のことごと 鹿じもの い匍ひ伏しつつ・・・
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・・・・あかねさす ひのことごと ししじもの いほひふしつつ・・・
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| 歌意: |
万葉集 巻4−565
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| 賀茂 女王(かもの おおきみ) |
大伴の 見つとは言はじ 茜さし 照れる月夜に 直に逢へりとも
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おほともの みつとはいはじ あかねさし てれるつくよに ただにあへりとも
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歌意:あなたを見たとは言いますまい。明るく輝く月夜に、直接逢ったとしても
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万葉集 巻6−916
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車持千年(くるまもちちとせ)
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あかねさす 日並べなくに 我が恋は 吉野の川の 霧に立ちつつ
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あかねさす けならべなくに わがこいは よしのがわの きりにたちつつ
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歌意:輝かしい多くの日数がたったわけでもないのに私の恋は、吐くため息が吉野の川の霧となって立ち込めている。
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万葉集 巻11−2353
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柿本 人麻呂(かきもとの ひとまろ)
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・説明:?−?年 飛鳥時代の歌人。名は「人麿」とも表記される
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長谷の 齋槻が下に わが隠せる妻も あかねさし
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はっせの ゆつきがしたに わがかくせるつまも あかねさし
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照れる月夜に 人見てむかも
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てれるつくよに ひともてむかも
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歌意:長谷のこんもりと茂る槻の木の下に、ひっそりと隠してある私の妻
あかあかと照る月夜には、他人が見つけてしまうのではないか
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福浦島(ふくうらじま)県立自然植物公園 2014.4.20

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万葉集 巻12−2901
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| 詠み人知らず |
あかねさす 日の暮れゆけば すべをなみ 千たび嘆きて 恋ひつつぞ居る
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あかねさす ひのくれぬれば すべをなみ ちたびなげきて こひつつそをる
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歌意:日暮れの頃は、しようもなく千度も深いため息をついてただあなたのことを恋しく思う
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万葉集 巻13−3270
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| 詠み人知らず |
・・寝らむ君ゆゑ あかねさす 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに・・
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・・ぬらむきみゆゑ あかねさす ひるはしみらに ぬばたまの よるはすがらに・
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| 歌意:浮気中のを詠んだ歌 昼は一日中 夜も一晩中 |
万葉集 巻13−3297
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| 詠み人知らず |
玉たすき 懸けぬ時なく 我が思ふ 妹にし逢はねば あかねさす 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに 寐も寝ずに 妹に恋ふるに 生けるすべなし
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| 歌意: |
万葉集 巻15−3732
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| 中臣朝臣 宅守(なかとみの やかもり) |
あかねさす 昼は物思ひ ぬばたまの 夜はすがらに 音のみし泣かゆ
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あかねさす ひるはものもひ ぬばたまの よるはすがらに ねのみしなかゆ
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歌意:昼はあなたを思い、夜は一晩中声をあげて泣いてばかりいます。
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万葉集 巻16−3857
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| 詠み人知らず |
飯食めど 甘くもあらず 行き行けど 安くもあらず
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| いひはめど うまくもあらず ゆきゆけど やすくもあらず |
茜さす 君が心し 忘れかねつも
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あかねさす きみがこころし わすれかねつも
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歌意:食事をしてもおいしくもない。何処に行こうと心が安まらない。私の体を朱に染める貴方の愛撫を忘れられない。
茜さす:枕詞:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
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万葉集 巻19−4166
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大伴 家持(おおともの やかもち)
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・・・娘子らが 玉貫くまでに あかねさす 昼はしめらに・・・
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・・・めをとめらが たまぬくまでに あかねさす ひるはしめらに・・・
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歌意:少女たちが玉に通す五月の節句の日まで、あかねさす昼は一日中
茜さす:枕詞:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる
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万葉集 巻20−4455
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橘 諸兄(たちばなの もろえ)
/葛城王(かつらき(ぎ)のみこ、かつらき(ぎ)のおおきみ)
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あかねさす 昼は田賜びて ぬばたまの 夜の暇に 摘める芹これ
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あかねさす ひるはたたびて ぬばたまの よるのいとまに つめるせりこれ
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歌意:昼は班田の仕事をし、夜になってようやく摘んだ芹です。召し上がって下さい。
茜さす:枕詞:赤い色がさして、美しく照り輝くことから「日」「昼」「紫」「君」などにかかる。
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