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郡山万葉植物園
・場所:福島県郡山市喜久田町堀之内字赤津14 Yahoo地図 
・説明:万葉集に歌われた植物の最北限にある植物園です。
 万葉集は約170種類の万葉植物が詠まれているが、ここでは約140種類観賞できます。
万葉集 

万葉集 3−259
鴨 足人(かもの きみたるひと)(きみたりひと)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人
・万葉植物:すぎ()(須疑)(椙)/和名:スギ(杉)
      こけ()/和名:コケ類
 いつの間も 神さびけるか  香具山の  桙の本に    むすまでに
 いつのまも かむさびけるか かくやまの ほこすぎがもとに こけむすまでに
 歌意:いつのまに時が過ぎ、神々しくなったのか。香具山の桙(ほこ)のようにまっすぐに伸びている杉の本に、苔が生えるまでに
 郡山万葉植物園 2014.5.12



 

万葉集 3−322
山部 赤人(やまべの あかひと)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人 三十六歌仙の一人
・万葉植物:おみのき(臣木)/和名:モミ(樅)
 皇神祖の  神のみことの  敷き座せる 國の盡     湯はしも
 すめろきの かみのみことの しきませる くにのことごと ゆはしも
 さはに在れども 嶋山の   宣しき國と   こごしかも 伊豫の高嶺の
 さはにあれども しまやまの よろしきくにと こごしかも いよのたかねの
 射狭庭の  崗に立たして  歌思ひ   辞思ほしし   み湯の上の
 いざにはの をかにたたして うたおもひ ことおもほしし みゆのうへの
 樹むらを見れば 臣の木も  生ひ継ぎにけり 鳴く鳥の  声も更変らず
 こむらをみれば おみのきも おひつぎにけり なくとりの こゑもかはらず
 遠き代に  神さび徃かむ  行幸處
 とほきよに かむさびゆかむ いでましところ

 歌意:天皇がお治めになっている国には、温泉はたくさんあるが、その中でも島も山も好ましくよい国として、険しくもそびえ立つ伊予の高嶺につづく、射狭庭の岡に立たれて歌を案じ、言葉を練られた。
 この温泉のほとりの木々を見ると臣の木も生い代わって茂りつづけている。
 鳴く鳥の声も変わっていない。遠い末の世までも神々しい姿を保ってゆくだろう、行幸の地は
郡山万葉植物園 2014.5.12




万葉集 巻3−330
大伴 四綱(おおともの よつな)
・説明:?−?年 奈良時代の官吏
・万葉植物:ふじ()(敷冶)/和名:フジ(藤)
 浪の   花は盛りに   なりにけり 奈良の都を   思ほすや君
 ふじなみの はなはさかりに なりにけり ならのみやこを おもおすやきみ
 歌意:波打つように咲く藤の花が真っ盛りで美しい。この藤のように栄える奈良の都をお思い出し
 なりませんか。
郡山万葉植物園 2014.5.12



 
 
万葉集 3−333
大伴 旅人(おおともの たびと)
・説明:665−731年 奈良時代初期の貴族、歌人  大伴家持の父
・万葉植物:つばな(茅花)(浅茅)(白茅)(茅根)根をほうこん/和名:丈の低いチガヤ
 浅茅原   つばらつばらに 物へば   故りにしし  思ほゆるかも
 あさぢはら つばらつばらに ものもへば ふりにしさとし おもほゆるかも
 歌意:深々と物思いに沈んでいたら故郷のことを思い出した
 郡山万葉植物園 2014.5.12



 
万葉集 巻3−334
詠み人知らず
・万葉植物:わすれぐさ(菅草)/和名:ヤブカンゾウ(薮萱草)
 忘れ草   我が紐に付く  香具山の  古りにし里を  忘れむがため
 わすれくさ わがひもにつく かぐやまの ふりにしさとを わすれむがため
 歌意:忘れ草を私の紐に付けます。香具山のあるあの懐かしい古里を忘れられるように
郡山万葉植物園 2014.5.12




万葉集 3−379
大伴 坂上 郎女(おおともの さかのうへの いらつめ)
・説明:?−?年 奈良時代の女性歌人。大伴安麻呂の子 母は石川郎女
・万葉植物:さかき:ヒサカキ(賢木)/和名:ヒサカキ
 ひさかたの 天の原より   生れ来る  神の命    奥山の
 ひさかたの あまのはらより あれきたる かみのみこと おくやまの
 
 賢木の枝に   しらか付け 木綿取り付けて 斎瓮を   斎ひ掘り据ゑ
 さかきのえだに しらかつけ ゆふとりつけて いはひべを いはひほりすゑ
 
 竹玉を   繁に貫き垂れ  獣じもの  膝折り伏して  たわや女の
 たかたまを しじにぬきたれ ししじもの ひざをりふして たわやめの
 
 襲取り懸け   かくだにも 我れは祈ひなむ 君に逢はじかも
 おすひとりかけ かくだにも あれはこひなむ きみにあはじかも
 
 歌意:天からこられる神さまに、奥の山のさかきの枝にしらかとやゆふを取付けて、竹玉を紐に通して、ひざを曲げて、かよわい女の衣を着て、私はお祈りいたします。あなたに逢えるかも知れないので
郡山万葉植物園 2014.5.12


 


万葉集 巻3−384
山部 赤人(やまべの あかひと)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人 三十六歌仙の一人
・万葉植物:からあい(韓藍)/和名:ケイトウ (鶏のとさかに似た赤い花をつけます)
 我屋戸に  韓藍植えをほし   枯れぬれど 懲りずてまたも 蒔かむとぞ思ふ
 わがやどに 韓藍うえ蒔きおほし かれぬれど こりずてまたも まかむとぞおもふ
 歌意:わたしの家の庭に韓藍の種を蒔き育てましたが枯れて
しまいましたので懲りずにまた蒔こうと思います
 郡山万葉植物園 2014.5.12



 

万葉集 3−404
狭野 茅上 娘子(さのの ちがみ おとめ)
・説明:?−?年 奈良時代の歌人
・万葉植物:あわ・あは(栗)(安波)/和名:アワ
 ちはやぶる 神の社し なかりせば 春日の野辺に  蒔かましを
 ちはやぶる 神の社し なかりせば かすがののべに あわまかましを
 歌意:神の社さえそこになかったら、春日の野辺に粟を蒔きたいのですが
郡山万葉植物園 2014.5.12